飯田歯科ブログ

2013年11月10日 日曜日

咬合誘導

歯医者でかみ合わせを取るときには通常は習慣的に奥歯で噛む位置を使用します。
多くはピンク色のワックスと呼ばれるものを噛んでもらい、
それを技工士さんに渡して、上下の型どりしたものから作製した模型を取り付ける参考にします。
(かみ合わせを取るのに、他にシリコンや固いプラスチックを使用することもあります。)

しかし、広範囲でかぶせかえをする時や現時点での習慣的なかみ合わせ位置に問題がある時も多いです。
顎の関節の病気があるときもこのかみ合わせの位置がトラブルの原因になることもあります。

下顎は耳の前で上顎と関節円板と呼ばれるクッションを介して接しています。
この部分を顎関節と呼び回転だけでなく前後左右にも動く人体でも最も複雑な動きができる関節です。
しかし、あちこちに動くためにかみ合わせを正確に記録するには知識も技術も必要です。


では、理想的なかみ合わせの位置はどこでしょう?

今までいろいろな説が出ましたが、現時点で最も信頼性が高いのは・・
顎関節の中で、下顎の丸い突起が関節円板を介して上前方に上顎に接する状態です。

口で言うのは簡単ですが、実際にどのように行うのがベストでしょうか?

Dawson先生のバイラテラルマニュピュレーションと呼ばれる方法があります。
この誘導法を飯田歯科の歯科医師みんなで実習です。




私が誘導した後で、同じ位置に誘導できるかの確認をします。
4人ですべての組み合わせで練習をしましたが、最後には全員同じところに誘導できるようになりました。

これは練習の成果でもありますが、この方法が再現性のある良い方法であることの裏付けでもあります。
時々このような治療を受ける患者様もいると思いますが、
なんとなくでも意味がわかってリラックスして治療を受けてもらえればありがたいです。

院長 飯田高久

投稿者 飯田歯科