飯田歯科ブログ

2012年12月26日 水曜日

歯周治療について

<<プロービングによって得られる情報>>
  ポケットの深さ・形・輪郭・幅の診査
  縁下プラーク・縁下歯石の有無と位置
  根面の粗造面の有無と程度
  歯肉やポケットからの出血の有無
  根分岐部病変の有無とその程度(進行度)
  歯肉の緊張度
  アタッチメントレベル
  接合上皮と歯肉歯槽粘膜境界部との位置関係など

<<プロービングを行う時期>>
  初診および再診時
  プラークコントロールおよびスケーリングやルートプレーニング時
  外科処置の術前・術後・最終治療時
  メインテナンス時
(よく出てくる言葉と意味)
  縁上・・・歯肉(歯肉頂)より上の歯の部分を示す。
  縁下・・・歯肉(歯肉頂)より下(歯肉の中)の歯の根の部分を示す。
  プラークコントロール・・・プラーク(歯垢)を減らすこと
  スケーリング・・・歯石除去
  ルートプレーニング・・・歯根面に付着しているプラーク除去
  アタッチメント・・・歯根を周囲の歯肉や歯槽骨がコラーゲン線維の束
でつなぎとめている状態を示す。
            歯肉線維+歯根膜線維=アタッチメント(線維性付着)
  アタッチメントロス・・・正常なアタッチメントの線維がなんらかの原因で
壊れたり切れたりしたあと修復されないで歯根との
つながりを失った状態を示す。
  CEJ(セメントエナメルジャンクション/セメントエナメル境)
  歯根の表面を覆っているセメント質と歯冠の表面を覆っているエナメル質との境目
  アタッチメントレベル・・・CEJからポケット底までの距離
  BOP・・・プロービング時の出血


専門用語がずらりと並んでしまいました。
歯科と関係のない一般の方はさっぱりわからないかもしれませんね。

それでも、少しでも歯周病の専門的な知識を得たい、または試したい方は
この後に問題を考えてみてください。

それでは用語の説明をしたところで歯肉炎と歯周炎を見分ける問題です。
問1 歯周組織の状態を見分ける(区別する)方法は何でしょう?
① 肉眼で注意深く観察する
② 歯周プローブによるプロービング
③ レントゲン写真による検査





正解は②
解説 ①は歯肉炎と歯周炎を見分けることは不可能
③ は健康な歯肉と歯肉炎、歯肉炎と歯周炎の区別はできない。レントゲン写真では軟組織の情報まではわからない為。レントゲン写真で歯槽骨が溶けていると歯周病まで進行していた過去がある予想はできますが、現在軟組織の炎症がなければ歯周病の定義からはずれます。


歯肉に細い針のような器具をチクチク刺すプロービング検査。
歯医者で検査された方も多いかもしれません。
そして、患者さんからの評判は悪いかもしれません。(痛いときもありますので・・)

ただし、大変重要な検査ですので嫌がらないで必要な時はご協力ください。
宜しくお願いいたします。

デンタルハイジーン
『歯周治療 レッスンブック』 から 一部引用。

飯田歯科 歯科衛生士チーム

投稿者 飯田歯科